ナモタサ
パカワト
アラハト
サマーサプタサ
皆様は、このフレーズで始まる歌をご存知でしょうか。パカワト
アラハト
サマーサプタサ
歌。正確にはオンナモというお経でタイマッサージ師が毎朝唱える祈りの言葉です。マッサージを行う施術者の想いと心構えが端的に表れており、釈尊の医師であるタイマッサージ始祖ジーヴァカ・コーマーラバッチャ《 Jīvaka-Komārabhacca 》を讃え供養するお経でもあります。
オンナモはマントラ(日本でいう真言)の一種で宇宙の仏的真理を明らかにする真実の言葉といわれます。俗論にすぎませが、古代よりマントラを唱えることで超自然的な神々の加護を授かると信じられてきました。
タイは本来南伝仏教の国ですからバラモン/ヒンドゥーの影響は北伝仏教と比べ少ないです。これは土着精霊信仰(ピー信仰)と結びついた表れなのでしょう。
OM Namo
https://youtu.be/Ydm0XGMqcJoオンナモの中で私が好きな一節をご紹介します。
〈意訳〉
私達は、高徳なるタイマッサージの創始者、シワカ・コマラパ師の精霊をお招きします。
師よ、私達を万物の英知に導き、真実の医術をお見せください。生きるもの全てに思い遣りと神の癒しをお与え下さい。
この祈りを通じ、私達は師へ感謝の気持ち捧げ助けを乞います。師よ、私達の祈りと私達の手を通じ、どうか人々へ健康をもたらし下さい。
癒しの神が天高くおわす間、私達は遥か下の世界に留まっています。
天の慈愛が地上に映されるかのように、この癒しの医術が世界を取り囲みますように。
私達は私達が触れるものの為に祈る。彼らが幸せになり、すべての痛みが彼らから去りますように。
私達は、高徳なるタイマッサージの創始者、シワカ・コマラパ師の精霊をお招きします。
師よ、私達を万物の英知に導き、真実の医術をお見せください。生きるもの全てに思い遣りと神の癒しをお与え下さい。
この祈りを通じ、私達は師へ感謝の気持ち捧げ助けを乞います。師よ、私達の祈りと私達の手を通じ、どうか人々へ健康をもたらし下さい。
癒しの神が天高くおわす間、私達は遥か下の世界に留まっています。
天の慈愛が地上に映されるかのように、この癒しの医術が世界を取り囲みますように。
私達は私達が触れるものの為に祈る。彼らが幸せになり、すべての痛みが彼らから去りますように。