魂の真の形を映し出す
悲響和音が柔らかく張つめる。ヒロインの寂寥な記憶が色となって現前し、画面を、空間を満たしてゆく。
ネタバレ防止で細かく書けないですが、台湾の白色テロ時代のとある学校が舞台。
政治弾圧下を生きた教師と生徒。
罪の記憶に縛られ永遠に成仏できずに彷徨う魂。共鳴する私の心。
生とは・・死とは・・
魂とは・・輪廻とは・・
救いとは・・
これらを「道教・仏教」的な解釈で描いた淡く物悲しいストーリーのホラーアドベンチャー。
私も真言密教で灌頂入壇した人間ですからプレイ後は思考が虚脱状態になりました。
作品の「世界観・音楽・映像・見せ方」についてはこれ以上私の駄文を読むよりも、直接トレーラーで触れたほうがわかると思う。
台湾ものですが、日本語対応ですのでホラーゲーム好きな人は是非プレイしてみてほしいです。
・・もうすぐ夏ですしね。
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2020_6_11
追記:返校の余韻を増幅させるツイートを発見。
【台湾では赤い封筒に注意】
— ゴダ@台湾 (@oogoda1) 2020年6月10日
昨日、赤い封筒が道に落ちてました。
が、私みたいに「お金かな?」と喜んじゃう人は要注意です!
これ、おそらく冥婚です。
冥婚は亡くなった女性をかわいそうに思う家族が女性の写真や髪を入れ、拾った男性と結婚させる風習です。
台湾でこれを見たのは3回目です。 pic.twitter.com/v8jMfWkoaN
民俗風習としての冥婚は日本にも存在するが、台湾では赤い封筒を用いるらしい。以下Wikipediaより。
台湾では紅包と呼ばれる赤い封筒が冥婚に使われる。本来紅包は現地でご祝儀のやり取りや餞別を入れて感謝を伝える用途で使われるものであるが、この風習の場合その意味合いは異なる。女性が未婚のまま亡くなると、道端に遺族が紅包を置く。通行人がそれを拾うとそれを監視していた遺族が出てきて、死者との結婚を強要される。そのため、安易に封筒を拾うことは危険であるとされる。【冥婚】Wikipedia
なるほど興味深い話だ・・と思っていた矢先。目の前に・・!!
一目散に踵を返しました。
色や形は遠目にソレを連想させるがおそらくは別物だろう。(まあ本物であっても問題ないけどね。)
※自作自演ではありません。