「朝倉未来vsメイウェザー」をみた。これは喩え話だけれど、柔術は寝技のイメージで認識されることも多いが本来は合戦時の組討なので当身も使うし暗器も使う総合格闘術。
(いわゆる古流の話なのでブラジリアン柔術などの現代柔術はどうだか知らない。)
では、この「当身も使うし」に着目して極真世界王者と柔術家の試合を極真ルールで成立させる事が出来るだろうか。
では、一方の異差を縛っておきながら、それを異種格闘技戦と評価可能だろうか。一方の真剣を封じておきながら、それを真剣勝負と評価可能だろうか。
古流柔術家に向かって危ないから組み討ちだめ暗器もだめと?
‥そう
もはや異種格闘技戦でもなければ真剣勝負でもない。こんなものはエキシビジョンの場でしか成立しようがない。これを真剣異種格闘技戦として観戦するほうが不作法じゃなかろうか。
【エキシビション】一方の選手が(いわば)足枷受けてるのだから、他方の選手がエキシビジョンを超えた本戦あるいは真剣異種格闘技戦と認識して手合わせするなど有り得ない絵空事だろう。‥しかし敢えてそれを両者へ求める大会主催者や観衆、またこれら文脈で甲乙論評つけたがる者達の奇異な心理がエキシビジョンを不条理で滑稽なモノへとあらせしむ。
エキシビション(エキジビション、Exhibition)は、公式記録としない公開演技や模範試合を意味する。スポーツの世界において、行われる特別実演。
引用元:Wikipedia
最終更新:2022年9月15日
一体なにを見せられているんだ?‥あたりが素直なところ。
結局のところ、一番強いのは金と権威が生み出す野卑滑稽な政治力とそれに乗っかる群衆心理だな。しかし、この奇異で不条理で滑稽な舞台を作り出すそれら装置を見事に茶化してみせたエンターテナー氏の横紙破り。
あんたが大将!!
‥そう叫ばずにはいられない。