ここにトランプの23456があるものとする。(適当なフリー画像がみつからなかった。)これらを抽象概括すると、そこに幾つか名を付けられる。要は概念です。
たとえば数字。
たとえば記号。
たとえば順序。
たとえば遊戯。
勿論トランプ。
2への批判があるとき2への批判理由をこれらから見出すならば、他の者達3456も批判されるおそれがある。順序を理由に含むならば順当にゆけば次は3だ。
では、サイコロの23456も批判されうるだろうか。
おなじく数字である。
おなじく記号である。
おなじく順序である。
おなじく遊戯である。
2への批判はトランプであること自体が理由なのかもしれないし、数字が理由ならば同じトランプであってもQは該当しない。記号ならば該当する。
東京都が中止したら、それが成功体験となって第二第三の女性支援攻撃が行われるかもしれない、って仁藤さんの懸念はまったくおっしゃる通りだと思いますよ。でも、たくさんの野次馬に囲まれながら、アウトリーチ支援するのは難しいだろうって東京都の側の話も当然ですよね。 pic.twitter.com/ormz1EcvtJ
— 青識亜論(せいしき・あろん) (@Frozen_Sealion) 2023年3月21日
では、上掲ツイートがいうところの女性支援それ自体は何れに該当し当該はそもそも発端か?
アナロジーで語る視点がイマイチ不明瞭でわかりづらい。
女性支援にも性風俗産業やAV産業に従事する女性を“彼女達の視点で”つまり差別せず支援するベクトルだってあるし【女性応援ポータルサイト | 内閣府男女共同参画局】からも見取れるように様々なセクターが存在する。
(一般概念としての)女性支援に対する攻撃が深刻化する事態など容易には想像できない。
この手の話題、双方(野次馬ふくめ特にインフルエンサーは)論理操作で外延ひろげて周縁を無理くり対立図式へ引き込みがち。
抽出点や抽象度を操作(また演算)すれば如何様にも無関係のa,b,c,dを関連付けたり群論っぽい{集合化}や構造化をしちゃえるけれど、これ限定的な「ローカル課題(∃xP)」であって、社会成員へ広汎に妥当するような社会問題じゃないと思いますよ。
たとえば社会の【少子高齢化】とか【社会保障費増大→財政圧迫】とか【現役負担と公平性】とか、こういった「争点妥当性(∀xP)」を社会問題と言うんじゃないの。
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