副題:奴隷労働に近接する現代介護の苛烈な就労環境
一言:異性介助問題、男性ヘルパー側は表示意思の奥にある心裡留保(望まぬ介助=被害意識)の存在を女性から常に排除できないことから(同意の有無と関係なく)異性介助そのものを絶対禁止する法律を作るべき。
たとえば男性ヘルパーへ排泄介助を望む女性の存在など常識的には想像できないから同意があっても事後に【望まなかった】と既知を根拠に心裡留保で被害告白されたら抗弁するの一苦労ですよね。つまり女性に対する異性介助は同意(契約と効果の発生)を観念し難い。
こうした不幸な齟齬や誤解を回避するには異性介助絶対禁止しかないと思う。
両者の尊厳を守れるし予算措置も必要ない。誰も反対しようのない法律。まさにウィン・ウィン。
結論:介護事業者は、同意の有無によらず異性介助を絶対禁止にすべき、男性ヘルパーの派遣自体を断るべき。介護業界は名誉と尊厳を不当に侵害される環境から男性ヘルパーを救え!
※介護関係者が労働者福祉をなおざりにするから介護はB業界といわれる。
※介護職、とりわけ男性介護職はたとえサービス利用者の同意があっても心裡留保(内心に留めた本意)を理由に性暴力・性加害・虐待を働く犯罪者扱いされる可能性を排除できないから異性介助を行う事業所(施設、通所、訪問、居宅等)に就労中の男性介護士は離職したほうが無難です。異性介助は改正刑法(不同意性交等罪・不同意わいせつ罪)八要件の見方が複雑に絡むため、たとえ職務であろうと男性介護職の立場を極度に不安定化させ危険すぎる。
事の内容をきっちり精査すれば法律的に理非はおさまるハズ‥だと労働者目線では手遅れ。社会問題化する時点でそんな危険な仕事は避けたほうが無難。
去年炎上したNHK報道
https://twitter.com/nhk_heart/status/1647887628291678210 より引用
本文:異性介助問題ふたたび
昨年のNHK報道に続き、またまた異性介助問題に火がついた。これは解決困難な社会課題ですが今回報じたのは京都新聞。【入浴介助に男性が来た時は泣いた】この煽情的な言葉が豪火球を呼び寄せ炎上していた。
京都新聞の記事タイトルを確認すると『「入浴介助に男性が来た時は泣いた」女性障害者の性被害、どんな支援が必要なのか』とある。記事内容に目を通すと「入浴介助に初めて男性が来た時は泣いた」という当事者の声を紹介する岡山裕美さんを京都新聞が伝える形式なのだが(媒介者が意図的に捨象したのか)被害の背景説明が見当たらず言及が難しい。
記事アーカイブ
https://archive.is/gCMeE
また冒頭中見出しは↓こんな言葉からはじまる。性暴力‥
加害者と被害者の力関係を背景に密室で行われる性暴力。被害者には障害があるケースが少なくない。記事本文を念頭に、そこへは直接触れず私見を述べると、こういった解釈・認識のありかたにフレームワークを固定したまま報道できる前提は、民事又は刑事的評価における不法又は違法行為等に限定されるべきだと思うがね。
引用元:京都新聞
記事アーカイブ
https://archive.is/VLx0M
救護と異なり介護に緊急事務管理は観念し難いから、相手が異性ヘルパーを派遣前に拒絶した場合、派遣後(つまり直前)に性別を知って介助を拒否した場合、又はヘルパー交替を申し出た場合、その時点で拒否されたヘルパーは他人の生活へ介入する根拠を失うわけで、事業所側も無理にヘルパーを派遣したならそれは善意や使命感を履き違えてるわけで、いずれも糾弾されて仕方ない。
というか、そんなヘルパーや事業所が存在するなら警察に通報する案件じゃないの。だが果たしてそんな(インフォームドコンセントや利用者の自己決定権を排除する)事業所存在するんだろうか。
身体介助は前提として訪問介護ならサービス利用者本人が同意する重度訪問介護利用契約書や介護(支援)計画書に基づくためだ。
何より同性介助はあくまで原則で異性介助の絶対排除じゃない。
ダメなのは【望まぬ異性介助】じゃなくて本人の意思に反する異性介助ですよ。これ似て非なる概念だからわかってて差し替えてるとしたら大迷惑なんだが。
望む望まぬは人の思いや願望。
ここでいう【意思】とはそれら(思想・意志・感情)が咀嚼され文字又は言語音によって判断として外部【表示】されたもの。
次のようなケースを考える。
たとえば事故で四肢が動かない、しかし知的障害はないから事理弁識は正常なケース。
当たり前を考えたら、そもそも論【排泄介助を異性に望む人なんて存在するのか。】性別に関係なく誰しも羞恥を覚えるけれども、そういった感情を心奥に留保しつつ介助を受ける利益と不利益、介助がない場合の利益と不利益を総合判断、つまり事理弁識して答を出してるんじゃないの?
介護職は↑当該判断を根拠に職務遂行(義務履行)しており‥また介護一般論ですけど、通常は(最終意思確認の意味も込めて)介助前に行為内容を説明し、必ず同意をとってから動作に移ります。たとえば排泄介助なら、これから◯◯のお手伝いをさせて頂きますが宜しいでしょうか?とか。
それでも異性介助を受け入れてしまった【リアルの私】と心底に留保されたままの【本当の私】が矛盾葛藤し衝突する。そして内側から自分を喰らい傷つけ消化不能へいたり恥辱として顕在化する。
だから、事後になって【あれは本意じゃなかった】と吐き出したとしても、それを必ずしも悪い事とは思わない。そういった形でしか掬えぬ重荷がある。
じゃあこの場合、事業者や介護側に転嫁できる責任とは何だろう。だって判断したのは御自身。介助を拒否した場合に発生する不利益を負担する責任も御自身にある。
どんな選択をしても都合よく利益だけ享受できる社会、そんな社会は存在しえない。
そうではなく、明確に派遣拒絶、介助拒否したのに強引に押し入って衣服を脱がされたと認識されてるならいっそのこと刑事問題として論じるのが筋じゃないか。
望まぬ異性介助(を受けた)という曖昧表現は誤解を招きやすく男性介護職の尊厳を不当に侵害する。
これ物凄く軽く考えられてますが、契約(本人同意)に則った義務履行なんだから本来かかずらう必要のない問題なのに、それでも加害側に強制配置されたフレームワークで全国報道されるなら(【お気持ち界隈】の好きそうな言葉を使うと)世論に精神を集団強姦されるようなもの。男性は罪の意識を背負って仕事せよとでも?
男性介護職は人格権を否定された奴隷なの??
とはいえ上述したように、ああいった感情表現が全否定されるのもおかしいんで、じゃあどこが問題かというと、結局は報道のありかたと言わざるを得ない。
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★記事の主題は「支援センターなど性暴力被害相談窓口の支援の実情とそのありかた」だろうから京都新聞の視点も社会には必要だけど、それは性被害の存在を前提しないと成り立たないから一方視点だけをクローズアップして他方当事者をフィーチャーしない姿勢は実情へ迫れず公平を欠く。
私は報道機関が極端な立場をとるのも全然ありだと考える人間。どちらかというと、中立という名の無色透明を嫌うほう。ただそれには一つ前提条件があって、たとえば産経的な立ち回りは朝日があってこそ。もし日本社会に産経しか存在しなかったら、もっと中立視点を‥と私もいうだろう。
介護報道に戻ると、介護問題における産経を見たことがない。
そうだから、NHKにせよ京都新聞にせよ、もう少しバランスを考えて報じてはくれまいか。
男性ヘルパー側の【お気持ち】とか苦労話はどうでもいいから背景情報として①契約内容②介護(支援)計画③同意不同意の実情(コミュニケーションの実際)、最低限これらを取材して個人情報に抵触しない範囲で報じてほしい。
そうじゃないと不法行為を構成するか故意や過失が存在するか読み手に判断の土台を提供できない。
追記:フェミニズムは脅威
https://x.com/nikutabetai1995/status/1795408578096025777 より引用
テキスト三段目に目を奪われ思わず追記しました。「男の介護士の入浴介助が嫌なら介助してやらないぞ!」←こんなこと誰が言ってるんですかね。
❌介助してやらない🤬
⭕対応しようがない🙇♂🙇♀
この違いをなんで無視するのか。こんな発想が世に現れ4000♥つく現実に、フェミニズムが社会に与える影響を脅威(福祉を脅かす害)と感じるようになりました。
https://x.com/kaeshikaji/status/1796076676259918260 より引用
上ツイートは件の障害者介護を人権侵害と指弾しつつ(サ責?にクレームとあるため)高齢者訪問介護の実態を嘆いておられるのでしょうが、こちらも理屈は同じです。ヘルパー派遣の前提は役務提供契約ですから指定訪問介護事業者が利用者本人や御家族の同意なく勝手にサービス内容を決定するなどあり得ません。
なにより同性介助原則の中で男性ヘルパーを派遣せざるを得ない事情は女性介護職援護(人員不足や身体負担軽減)だから、サービス利用者本人が異性介助を拒絶するなら事業者側は対応しようがなく対応すべきでない。これはもはや福祉の領分を超えており民間労働へ期待してよい内容じゃない。
デイサービスで入浴を同性介助に統一しようとしたが女性負担増加から賛同を得難く実効性がイマイチだった🥲(意識高い自分に反して)介護職の意識低い😮💨みたいな介護職ディスをnoteに書いてる管理者いたが、あれは労働者福祉意識を欠いた管理者の愚かなモノローグであり(職員と利用者相互の)安全面に対するリスク評価が杜撰な反面教師。
女性介護職は奴隷じゃないから男性介護職が負担を補うのは当然で女性を酷使するとかあり得ないのだけど、異性【介助すれば】性被害だ虐待だ人権侵害だと指弾され、介助が【途絶えれば】今度は抑圧だと訴えられる。基発0618第1号【職場における腰痛予防対策の推進について】によると、取り扱い重量については男性なら体重の概ね40%以下、18歳以上の女性は男性が取り扱うことのできる重量の60%まで。
★ところで居宅支援(訪問入浴)で行う入浴介助は専用浴槽の搬出入設置作業を伴う重労働ですよ。
★介護業界関係者、とりわけ介助出身でないケアマネや施設管理者(例:上述デイS)は現場経験が圧倒的に不足しており現場ごとに都度異る個別事情への視点を欠く。そのため理念優先で労働者福祉や作業時の(職員と利用者相互の)安全面を等閑する傾向が強い。
そして現場女性介護職に理不尽な自己犠牲と献身を求め理想実現の道具扱い。介護業界関係者でない一般人も、なぜか介護問題になると理不尽な自己犠牲と献身を女性介護職に求めだす。(女性に入浴介助させといて)転倒事故も女性のせい。これ誰が訪問やるんだ
女性介護職は労働法の適用を除外された奴隷じゃない!
ここまでくると、もう女性介護職を政策的に強制徴発かけて大増員するか性暴力扱いする相手に謝罪と損害賠償支払う前提で男性介護職へ介助を強制するか、このくらいしか解決方法ないような。
(但し何れも強度の人権侵害で、とくに後者は奴隷制を超える。)
いや、一つよい方法があります。
あのX文言(抑圧されるのはいつも女性)に♥つけた女性はそれを解消する絶好の機会なんでヘルパー登録してボランティアされたら如何でしょうか。ぜひぜひ
そうすれば、現場女性介護職も助かるし女性障害者も助かる。
じゃあ、♥つけた男性は女性障害者や女性介護職のために何ができるんですか?彼女らの力になろうと戦う男性ヘルパーや介護事業者を叩くだけですか?