標語:自分の親を介護しないなら他人の親を介護しようぜ一億総活躍社会!
前記事(このままでは福祉が壊れる【介護福祉業界人手不足の真因と避け難い福祉徴用の未来】)で福祉徴用の未来について半分戯言として書きました。ですが、世論の動向をみると‥
記事タイトル
高齢者の生活援助、6割が「公的介護サービスで賄うべき」厚労省調査
引用元:介護ニュースJoint
2024年8月28日
令和4年
社会保障に関する意識調査報告書
https://www.mhlw.go.jp/content/12605000/r04hou.pdf
~社会保障における公的・私的サービス~
厚生労働省政策統括官付政策立案
評価担当参事官室
調査対象をサマリーから引用すると、「>2022(令和4)年国民生活基礎調査(所得票・貯蓄票)の対象単位区から無作為に抽出した360単位区内のすべての世帯の20歳以上の世帯員を調査対象とした。」らしい。
調査方法や数字から何を読み取るかはさておき、①こうした公助要求は正当か?なお介護保険は共助である。②そも民法877条が存在するなか公助の現実的内容物となる義務を赤の他人に強制可能か?福祉徴用?③義務の配分は?④対償は?(無償奉仕?又は介保並のボランティア価格?)
ああしたアンケートでアッケラカンと公助を要求できる人に対して私が苦手意識を覚える理由をあげると、これ国防問題で考えてみると、確かに国は国民を守る義務と責任を負うから有事に公的支援を国家へ求めるのは正当な権利要求なんだが、でもそれって赤の他人へ「自分のために血を流せ、自分のために命を投げ出せ、」そう間接的に言ってるのと変わらないからなんだよね。
(自衛隊員は国家公務員とはいえ)兵役義務のない現代社会でんな虫の良い要求を赤の他人に向かってできる神経がわからない。
自衛隊の人手不足も頷ける。
記事タイトル私も貴方のために血を流す
自衛隊の新規採用、想定の半数止まり_過去最低
引用元:日本経済新聞
2024年7月8日 13:28
“だから”
貴方も私のために血を流せ
そうは絶対言わないじゃん
なので自衛隊員はイザそのとき逃げたってかまわないと思う。有事の逃亡を咎める倫理道徳なんて日本人社会に存在せんからね。
付け加えると、「そんな仕事に就いてる自分が悪い。」「嫌なら辞めろ。」これが日本人社会の常套句なわけで、イザそのとき去りゆくエッセンシャルワーカーを立ち止まらせる言葉がない。
なんなら「立ち止まってる奴はそれしか出来ない無能だから。」までが罵詈雑言コンボ。
なんか日本人社会、人権意識が肥大しすぎじゃないか。担い手は「誰かの欲求実現」がため自由にできる盤上の駒じゃない。
いくら国家の責任を問うてもさ
国家という自然人は存在しない
んな都合のよい他人存在せんて
これがヘルパーの現実‥
記事タイトル
ハラスメント9割被害―ヘルパー消滅、高知の介護危機(2)
引用元:高知新聞社
2024.08.28 08:51
記事タイトル
訪問介護、利益率上がらぬ実態_農山村地域は移動多く苦境の訪問介護_とちぎの現場は今
引用元:下野新聞社
8/29 11:30
もう地方は介護インフラの再建無理だと思う。
これは高知と栃木の例ですけど、本当さ、担い手は人間であって道具(物)じゃないのよ実際。
こうすればいい‥
ああすればいい‥
人間は道具(物)じゃない
「公的サービス」の実体は血の通う現実の生活者だぜ。
観念論で赤の他人を玩具として扱う政治家や研究者などの制度設計者、理想の語り部吟遊詩人らは認めたがらない真実です。
彼らにとって【人の意思】なんて計画を乱すバグ程度の位置づけなんでしょうきっと。
まあしかし、兵役義務か介護福祉貢献かを選択する未来になるんじゃないか。なんせ世間側が【介護は誰でもできる簡単作業】と豪語してるわけで、介護福祉なら全世代大丈夫でしょ。それに国防と違いそもそも介護については扶養義務あるのだし、これを免除ということなら自分の親のかわりに他人の親を世話すればよいんでは。
ちなみに今のところ私は9条改憲に反対(かつ重武装中立派)です。
ヨーロッパだと【ドイツ、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スイス、ポーランド】アジアでは【台湾、マレーシア、シンガポール、タイ】あたりが徴兵制ですよね。
記事タイトル私は男女平等という言葉が用いられる風潮を是正したい。そうでなく、国民皆等しく。男女の観念を一々持ち込む必要ないだろ。
デンマーク、女性も徴兵へ_欧州3カ国目、男女平等・軍強化理由に
引用元:朝日新聞
2024/3/14 5:30
追記:自衛隊訓練期間
いわゆる徴兵制に話題が及ぶと必ず湧くネット軍師言説に「現在の軍隊は高度にシステム化されているので徴兵では使い物にならない‥」がある。さすがネット軍師。
自衛隊京都地方協力本部ウェブサイト(アーカイブ)を確認すると一般つまり志願による任期制自衛隊員の訓練期間が載っている。
同サイトによれば、自衛官候補生教育を約3か月間施した後、配属先で(たとえば陸自なら)特技教育約8週~13週間とある。
任用期間は1年9か月
訓練期間込みで3年以下
ネット軍師の脳内だと徴兵隊員は訓練期間が考慮されず急場に集めた人員を即時戦地投入させる世界線なのか。常備隊員充足のため平時から兵役を課し有事に備える徴兵制の観念はないんかね。
徴兵制でも志願制でも採用時点は同じ素人であって、両者の違いって入隊経緯(外発的動機か内発的動機か)だけでしょう。
国民ならば(自分も家族も愛する人も)等しく例外なく誰もが戦地で兵士として命を落とす可能性を引き受けてなお9条改正に賛成できるのだろうか。おそらく賛成派大部分の前提は、自分や身内が数に含まれないこと。
2024/08/30/132139投稿