副題:現役世代が支えているものの正体をあぶる
国民民主党の玉木氏による尊厳死(死期の引き延ばし中止)にかかる発言が爆炎をあげている。が、瞬く間に摩訶鉢特摩の様相となっていた。類似の言葉に↓安楽死(死期を早めること)がある。両者意味内容を異にする言葉ですが、便宜上この記事では同義語として扱います。なお私自身は法制度としての尊厳死に賛否をつけられません。これは賛否へ収斂可能な単純イシューじゃないです。
https://x.com/AsaiLabot2/status/1747315096874025220 より引用
このかたは御自身の考えを述べてないが、多くの人にとって、これらは反対理由の根拠になるだろう。テンプレートはこうだ。
その通りだと思いますよ。
(もっとも、死の意味と意義を自分の自由にできない社会を肯定することは出来ませんが。)
でもそれ、消防リソース(人・物・金)のない町の火災で【逃げ遅れ助けを待つ被災者】を見守る野次馬がする、悠悠閑閑の炉辺話だろう。話の内容はこうだ。
なんで消防こない?
予算?人いない?
制度や仕組み?
こうすべきだ
いやああすべきだ
がやがや‥ザワザワ‥
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/pcm-puls/20241015/20241015012103.jpg)
バケツリレーしよう!
議論してる場合違う!
こんなの誰でも簡単に出来るんだから、やろうぜ!と行動するわけでもない。(とくに意識高い系の人たち)普段は誰でも出来る簡単作業と豪語してるくせに。
‥助けは絶対来ない社会と確定してるなら、せめて焼け死ぬ前に‥と俺なら思うかも。
(これ賛否形式に変換して他者へ問える問題とも思えん。自分自身の倫理と哲学の話だ。)
まあただ、政治の俎上に載せた玉木氏は政治家として立派だと思います。社会保障の中に描かれた画餅(国家詐欺)を実在物と錯覚させる凡百の政治家と比べたらそう。
少なくとも、卑怯ではない。
こうした誠実さは大切です。
姥を捨てる愚者は誰か
大前提、療養病棟あるいは介護施設への入院/入居/入所自体が不完全な意思表示のもとに行なわれる実質的強要行為といえ、虐待・姥捨批判のつきまとう空間拘束である。そこへ身体拘束の伴う人工栄養など各種延命措置が加わり苦痛は更に引き延ばされる。www.yomiuri.co.jp
Archive:https://archive.is/so4cJ
四肢は拘縮しチューブに繋がれ言葉を発することも儘ならぬ中、結果的に希少リソース(人・物・金)専有に加担させられる高齢者。
ヒューマニズムに反する過酷な措置を強制し、それを延命治療と言い換え毒抜きする左翼の偽善。
左翼に翻弄される医療と福祉。
なんだこれ。
現役世代が支えてるのは誰かの幸せじゃなく他人を自家薬籠に入れてしまう左翼のエゴですよ。
これ(都医師会・尾﨑会長「2025年問題」に言及「皆保険制度をこのまま守っていくのは相当厳しい」:TOKYO HEADLINE)が医療・高齢者福祉の常識、当初から既知であった不可避の現実。
ちなみにあのバケツリレーのたとえ、障害者福祉分野でも同じことがいえます。いや障害者福祉の世界はもっと酷いかな。
記事タイトルなんというか、皆さん倫理とか道徳とか人の尊厳とか、実はそんな大仰な話でもなく、自分の清らかな物語、主観世界に【陰翳】を作りたくないだけでは。
「子供にも差別心を植え付ける」障害者グループホーム反対運動が多発している…
引用:現代ビジネス
2024.02.29
(略)そんな悲愴な考えを持たずとも笑って暮らせる社会を目指すべきだ。
そんな悲愴な考えに(住民運動起こしてまで)追いやる社会がこれを言うのかよ。日々意識高いアピールに余念がないツイッタ民も、その実多くは住民運動側では。余談:介護施設利用者男女比
あと余談ですが、厚労省のこれ(老人保健施設の入所者と特別養護老人ホームの入所者の比較)を参照するかぎり、介護施設利用者の男女比は【男2:女8】ないし【男3:女7】あたり。男性は年老いてさえこの有り様。悲愴感すごい。
2024/10/15/020211投稿