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池田信夫氏と西田亮介氏の口論に社会保障問題の(歪みの)本質をみた気がする

副題:日かげをつくる政治、日かげを照らす政治


https://x.com/Ryosuke_Nishida/status/1849620645971361856 より引用


https://x.com/Ryosuke_Nishida/status/1849621609264578687 より引用

西田氏が池田氏に投げかけた次の言葉『介護保険は利用されないんですか??』、、この想定は前提が成りたってない。

年金制度と介護保険制度は給付内容が根本的に異なってるからだ。端的に前者は【お金】の給付で後者は【人】の給付。

年金は日本政府が円を刷る機能を失わない限り形式上崩壊することはないが、介護サービスの実体は人間の役務提供なので給付を(人手不足から)受け取れない事態が発生するし既に発生している。

記事タイトル
介護事業者の倒産が過去最多に

記事本文
介護職員の人手不足などが原因とみられ...

引用元:NHK
2024年11月1日
※2024.11.01引用追記
給付の内容物(人)が存在しないんだから文字通りの意味で払い損。受給資格があっても人手不足により給付を受けられぬ(所謂)介護難民が今後急拡大すると思う。

目下、改善の見込みはない。

気の毒なのは、介護サービスを受給できぬ自分達の未来を確信してなお介護保険を離脱することもできず高齢者の敷いた欠陥制度に保険料を収め続ける若者たちだ。


https://x.com/Ryosuke_Nishida/status/1849419931177410708 より引用

上は一般人とのやりとりだがそれ工夫ですかね。西田氏は公金と表現してますが要は現役の血税。【少子高齢化】からの脱却と【経済成長】がおぼつかず福祉資源不足を解消できないから政府はその徴収対象(範囲と量)を拡大するんでしょう。名目はどうあれ。

もっとも、介護保険の場合は徴用対象に若者を加えそうだが。

少子化社会なのに!

記事タイトル
「若者半減」の街で進む介護崩壊_地域の衰退を加速させるのは

引用元:毎日新聞
2024/11/6 14:01
※2024.11.07引用追記
命題:(生産・消費)人口は増えつづける。※遠い未来の希望的人口動態じゃないすよ。

命題から順当に社会保障を考えたら思考の先後がおかしいと気付く。停止条件を付けた上での高齢者優遇ならまだわかりますけど、未成就かつ不確かな未来を担保に増税・高福祉に舵を切ったら経済停滞しませんか。自分の脚を喰らうように崩れ落ちませんか。

現行の契約制度メインから従前の措置制度に戻した上で、自助→共助(民法877条)基礎とした丶丶丶丶丶次段階公助実現がための消極的公金投入なら異論ないすけどね‥

多分、いや絶対ちがう。

***

世の争論を好奇心から観察していると、この領域で改革を求める者、不備を指摘する者はとかく【世代間対立を煽る行為】【分断を煽る行為】を犯す愚者のレッテルを貼られがちです。最新版は【アンチ高齢者🆕】である。

だが愚者はどちらか。

国家という自然人は存在しない
社会という自然人は存在しない
制度という自然人は存在しない
お金という自然人は存在しない

もうすぐ投票日だ。

世代間の対立を煽り社会を分断させる愚かな党に票は入れない。

ところで、池田氏を嗤笑する態度に西田氏が終始するのはなぜ?

差別(老人福祉法)の解消を!

老人福祉法の改正を求めたい。

老人福祉法第一条と第二条に配置される語句(原理・敬愛・保障)は言葉の効果が強すぎるので、表現を弱めたほうが上手く回る。

修正案
第一条:目的【原理→原則】
第二条:理念【敬愛・保障→尊重】

老人福祉法
第一条:この法律は、老人の福祉に関する原理を明らかにする...

第二条:老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。

念のため、生活保障を規定する類似の法律で比較しておこう。

例:生活保護法も保障の語を用いてますが、保障する内容はあくまで困窮の程度に応じた最低限、かつ対象は全ての国民である。

生活保護法
第一条:この法律は、(中略)生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、(中略)その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。

憲法に照らせば(生活保護法がそうであるように)属性によらず皆平等ですやん。老人福祉法の如き憲法秩序に挑戦する露骨な高齢者ファーストもう止めません?




照らす対象を選別する太陽があったらいい迷惑だが(困難女性支援法もそうだけど)日本の与党政治家って憲法太陽嫌い多すぎない?

そりゃ世代間格差も生まれるよ。こうした【(理念の)日かげ】を照らす政治家を私は支持したい。

世代間の対立を煽り社会を分断させる愚かな党に票は入れない。

追記:おま老発言は現実逃避

社会保障分野で制度改革を訴える者がほぼ必ず受ける次の批判、曰く「自分が高齢者になった時の視点がない。」所謂おま老発言、この類の批判を口にする者は現実逃避してないか。(現役たる自分や)自分の子供世代が高齢者になる未来へ社会保障機能を残存させたいから(バトンを繋ぎたいから)制度改革の必要性を訴えるんでしょ。


2024/10/25/141810投稿

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