私は過去記事(イエロージャーナリズム対策の必要性に関心を向けじめた政治動向を歓迎する【魔女裁判も対策して!】)で冒頭こう書いた。
>松川議員のブログを拝読するかぎり、もう大きな流れとしての(消極的)言論規制は不可避なんじゃないか‥という共通認識が与野党に醸成されてるような。
記事タイトル
政府、SNS偽情報抑制へ指針
引用元:日本経済新聞
2025年2月2日
記事によると、政府は5月までに違法性のある偽情報についてガイドラインをまとめるらしい。やっぱこうなるよね。林官房長官も1月31日の記者会見でこう述べてる。
その通りじゃねぇか。あらゆる言論規制に反対です!と叫んだところで【保護されない言論の法理】がそうであるように、たとえば名誉毀損言論は保護されない。
保護されるべきだ!
おかしい!!
などと考える北斗の拳タイプの猛者もいるかもしれんけど、さすがにそこまで気合の入った自由主義者はリバタリアンでさえ仰け反ると思う。彼らの自由の原理は【危害原則】を内蔵するからだ。
過去記事と畳重だが、誹謗中傷の線引きは曖昧でも、虚偽の線引きについては明瞭なものもあるはずで、たとえば「▲▲は●犯罪者だ!」系の虚偽を用いたアテンションエコノミーは保護されるべきだろうか。こうした虚偽を根拠に他人を嘲り非難を加えたならば、ド直球で誹謗中傷でしょう。俺は無秩序を志向する自由主義者の成れ果てとわかり合おうとは思わんから政府の姿勢を支持したい。
自由主義者の成れの果て‥
イエロージャーナリズム利権とアテンションエコノミーの仕組みを守りたい人なんて反社とか事件屋くらいでは。だって虚偽で他人の人生潰して飯を喰らう商売なんて普通の人は縁ないじゃん。
ついでに言うと(イエロージャーナリズムとセットで)裁判による無罪の価値や手続き保障の価値が攻撃されてるから、もうこの規制の流れが緩むことはないと思う。もちろん攻撃するのはそれ自体自由だし言論の範疇だけど、近現代の価値を退潮させる言論が一定のベクトルを持てばそうした諸原則はやがて意義を失う。いくらなんでも「それは嫌だ!」と考える人々がやや優勢といえる程度の理性はまだ日本に残ってるので。
SNS以前と以後で社会の設定が変わってるのだからルールも変化していかざるを得ない。
でもルール変更の理由の大部分はSNS民の日頃の所為。俺は規制が正しいかどうかの観点で支持してるわけじゃないのよ。鍋の水を熱し続けたら沸騰するよね。さらに熱し続けたら吹き出すよね。これ自然の道理だろう。
陰陽転化は自然の道理。米国とはまた違った形で陰陽は転化する。自然現象を思想で止められるわけないだろ。中庸の価値をもっと大切にしてればこうはならなかったのにね。
追記∶赤いきつねCM事件
2025.02.22追記https://x.com/inc_CHOCOLATE/status/1892771226579276132 より引用
赤いきつね騒動でCHOCOLATEから声明でました。(反社、事件屋、チンピラ、どう呼称するかはともかく)多様性の名分で、こうしたnet不良の無理無法を強いられてきた企業はやっと道理を通せる時代になった。
https://x.com/ore825/status/1893848416012144895 より引用
お決まりのセカンドなんちゃら‥こうした心無い言葉を「見ず知らずの他人」へ🤮吐き出す投稿に1万近い♥いいねが集まる。リュウジ氏は度量の広い対応されてますが、これXでなく学校なら、こうした言論空間の構造に絶望して自決するレベルの精神的苦痛を感じる子供もいるのでは。もう社会はnet不良が幅をきかせる言論空間から平穏を奪還するフェーズに突入したのだと思う。
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非理法権天という言葉がある。
唯心論的外部理解、構造主義と実存主義、消極的自由を妨害する積極的自由、相対主義を忌避する普遍主義、利己主義や差別主義に蝕まれたフェミニズム、こうした現代リベラルが長らく【権】であった時代の終わり。非も理も法も【権】により一意解釈され押し付けられてきた気違いじみた時代の終わりを歓迎したい。なにがカルト宗教って現代リベラルを超えるカルトを人類史から見いだせるか?巷に溢れる文系不要論もわかりみしかない。上の狂気を科学の裏付けがあるかのように主張しだすでしょう奴ら。
ねーよそんなもん。
文系知はサイエンスたりえない。
しかしだからこそ文系知には価値があり、だからこそ多様性(という非科学の文系領域)を援護できたはずなのに。
★文系のくせに反科学と非科学を混同し、科学でないものの価値を擁護せず、剰え科学たろうとした「しっぺ返し」とも言えるが、ともあれもう文系知の探究は(法学とか実用性の高い分野を除き)道楽の範囲でパトロン見つけて個人でやってくれよ。
リベラリズムを失った現代リベラルの社会騒擾に付き合ってられないよ。文系あるいはリベラルは、科学を装い【私の気持ちを他者へ強要すること】の不当性を正当化するチンピラの学問、思想になってしまった。
気持ちを解釈と言いかえてもよい。
たとえば近現代史だとこうなる。
南京問題に思う【国際紛争を煽るだけの不毛な観念論争は個人ブログでやってくれ!】
なお私は何人集まっても私である。
私の数=実験の試行回数じゃない。
騒動の顛末の末
なんか東洋水産のX公式アカウントを大手企業が続々とフォローしてるらしい。案の定、東洋水産に与するのはケシカラン!とばかりに不買運動をけしかける輩が後を絶たないとか。企業にすればかえって僥倖なんだろな。大切にすべき客層を可視化できるし不良な輩が自ら離れてくれるのだから。だって「特定界隈お断り」とは流石に言えないじゃん。自然に離れてくれるなら願ったり叶ったりだよな。
企業の正当な経済活動(あるいは個人の活動)にお気持ちで因縁つけて誹謗中傷で抉り不買を煽る。類似案件に目をやると、企業宣伝に難癖つけて「私をAdvisoryに入れよ!」と言い出す者まで現れてる。
殆ど社会運動標榜ゴロじゃんか。
端的に言って、【不当要求の応諾と謝罪】が【業務妨害の取り下げ】条件になるコミュニケーションは反社会勢力のそれだよ。個人レベルの不買なら単なる購買選択で終わるのに多衆にけしかけ煽るんだもの。こんな輩連中とわかり合う必要などない。
企業は「特定界隈」対策が必須。
【私の気持ちを他者へ強要すること】に根拠を与えポジティブな意味づけを手伝う文系領域や現代リベラルも同じ穴の狢だ。
リベラリズムは【自分の聖域を守るため】のものだ。自分の聖域を他者の聖域まで押し広げ踏み荒らすためにあるのではない。
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俺は本文で陰陽転化について「鍋の水を熱し続けたら沸騰するよね。さらに熱し続けたら吹き出すよね。これ自然の道理だろう。」と書いた。米国のトランプ現象然り欧州の右派躍進然り日本のポピュリズム躍進然り。火加減を弁えなければ社会状況は反転するんだよ。現代リベラルも一部の文系諸氏もさ、いい加減で【net不良】擁護をやめてくれよ。ホントあんたら迷惑なんだけど。
2025/02/18/085138投稿