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画竜点睛を欠くフジテレビ第三者委員会調査報告書【罪体軽視、和解軽視の民意が人を裁く民間裁判所の誕生】

一言∶中居氏を犯罪者扱いしてた又は現にしてる愚物はいつになったら謝罪するんだ。(罪体曖昧な民間認定に釣られる愚物が続出する予感‥)

B関与についても文春報道は事実でなかった。

もう所謂SNS規制以外に人権侵害を防ぐ手立ては存在しないのだとわかるだろう。SNS民の納得など必要ない。

政治は粛々と誹謗中傷対策を進めてほしい。(犯罪者でない他人を信念で犯罪者扱いする)愚行は治らない。

言葉を選べばいいのに選ぶための語彙がない。


報告書によるとこうある。

2本事案に関する認定
(1)調査の限界(守秘義務)と本調査報告書への記載の限界(プライバシーの尊重)

(略)「2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの事実」及び「示談契約の内容」が守秘義務の対象事実であることを特定し、この部分以外については双方が当委員会のヒアリングに応じることを確認した。

当委員会は、このような確認を経て、ヒアリングを実施することを双方に提案し、女性A及び中居氏から了承を得て、両名に対するヒアリングを実施した。

したがって、当委員会は「2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの事実」及び「示談契約の内容」については、女性A及び中居氏へのヒアリング以外の調査方法、すなわちCX関係者のヒアリング及び関係資料から得た証拠に基づき認定した。

しかし、当該事実は、女性Aの人権及びプライバシーに関わる事項を含むものであること、当委員会への調査委嘱事項は「本事案への当社の関わり」「本事案を認識してから現在までの当社の事後対応」であり、当該事実を詳細に事実認定し調査報告書に記載することを目的とするものではないと判断したことから、女性Aの人権及びプライバシーを尊重し、女性Aから同意が得られた範囲で調査報告書に事実を記載した。

(2)本事案についての当委員会の認定

本事案そのものについては、女性A及び中居氏は双方に対して守秘義務があることから当委員会は中居氏及び女性Aからヒアリングを行うことができなかったため、具体的な行為態様については明らかでない部分がある。

したがって、当委員会は、⚫守秘義務を負う前の女性AのCX関係者への被害申告(本事案における具体性のある行為態様が含まれる)⚫女性Aに生じた心身の症状(本事案直後から重篤な症状が発生して入院に至り、PTSDと診断された)⚫本事案前後の女性Aと中居氏とのショートメールでのやりとり(本事案における具体性のある行為態様及び女性Aの認識が含まれる。なお、中居氏は、女性Aとのショートメールでのやりとりは削除済みと述べた)⚫CX関係者間の報告内容、関係者のヒアリング、客観資料、CX関係者からの被害申告に関するヒアリング結果、両者の守秘義務解除要請に対する態度(女性Aは当委員会に対する全面的な守秘義務解除に同意したが、中居氏は守秘義務の解除に応じなかった)⚫女性Aと中居氏の当委員会のヒアリングにおける証言内容・証言態度などをもとに、日本弁護士連合会「企業不祥事における第三者委員会ガイドライン」に基づき事実認定を行った。

その結果、当委員会は、2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの間に起きたこと(本事案)について、女性Aが中居氏によって性暴力による被害を受けたものと認定した。

世界保健機構(WHO)が公表している「World Report on Violence and Health」(2002年)は、「性暴力(Sexual Violence)」について以下のとおり定義している。

強制力を用いたあらゆる性的な行為、性的な行為を求める試み、望まない性的な発言や誘い、売春、その他個人の性に向けられた行為をいい、被害者との関係性を問わず、家庭や職場を含むあらゆる環境で起こり得るものである。

また、この定義における「強制力」とは、有形力に限らず、心理的な威圧、ゆすり、その他脅しが含まれるもので、その強制力の程度は問題とならない。

このように、「性暴力」には「同意のない性的な行為」が広く含まれており、「性を使った暴力」全般を意味する。 当委員会は、性暴力を重大な人権侵害行為の一つと認識している。


第三者委員会
調査報告書(公表版)pdf26,27頁

なるほどです。

女性Aが「中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの事実」及び「示談契約の内容」については守秘義務の対象であることから関係者へのヒアリング及び関係資料から得た証拠に基づき事実認定したと。

(女性A氏及び中居氏に対して実施したヒアリングは守秘義務の範囲外について。)

また当該事実は女性Aのプライバシーに関わる事項を含むことから「報告書は当該事実を詳細に事実認定し記載することを目的とするものではない。」と判断し、女性Aの人権及びプライバシーを尊重し、女性Aから同意が得られた範囲で調査報告書に事実(と第三者委員会が認定したものを)を記載したと。

当該事実を詳細に事実認定し調査報告書に記載することを目的とするものではない。

_人人人人人人人人人_
> アバウト宣言! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

性暴力を認定するための設定

女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまで」に何があったか出来事の核心点にモヤがかかったままの報告書であっても日弁連の第三者委ガイドラインに準拠して判断すれば性暴力(WHO基準)を遡及認定できると。2023年7月13日以降の刑法スキームを2023年6月2日時点の行為に援用して遡及評価(非難)するとか流石に出来ないもんな。というか、紛争解決済み(和解契約締結済み)の個人の過去の出来事に対し、無罪推定の働くなか、まさか第三者委がこうした罪体なき法規範なき【ジャッジメント】にまで踏み込むとは思わなかった。
第三者委員会曰く、『「性暴力」には「同意のない性的な行為」が広く含まれており、「性を使った暴力」全般を意味する。』

まあ↑↓この緩スキーム(WHO①②③)を使えば2023年当時の行為であっても遡及して広範囲に性暴力認定できるわな、そりゃ。

第三者委員会とはいっても裁判に採用されるレベルの公正中立実現のための制度保障は為されないのだし、なによりWHO基準は法律でも何でもないから。

①強制力を用いたあらゆる性的な行為
性的な行為を求める試み
望まない性的な発言や誘い売春
その他個人の性に向けられた行為

被害者との関係性を問わず
あらゆる環境で起こり得る

②強制力とは有形力に限らず
心理的な威圧、ゆすり
その他脅しが含まれる
③強制力の程度は問題とならない

そして今一度、第三者委員会の歴史に残る名言をかみしめたい。

当該事実を詳細に事実認定し調査報告書に記載することを目的とするものではない。

_人人人人人人人人人_
> アバウト宣言! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

結局、肝心要の行為態様は守秘義務があるため明らかにならずプライバシー尊重の観点からも事実を詳らかにできないが、関係者へのヒアリング及び関係資料から、また当事者双方の証言(守秘義務の範囲外)及び態度から、WHO基準の性暴力なら遡及認定できると。まあ報告書は特段有力な情報を示せてないし、中居氏は(彼の立場なら当然というべきか)和解契約の意義からも守秘義務解除に応じなかったようだし強制力ないとこれが限界でしょうね‥

それにしても。

法律不要で人を裁けるなら宗教規範に照らせばツイッタなんて罪悪咎人の巣窟なんだが。自分に都合よい法律外の設定を●●から持ち出し適用対象を恣意的に選別するムーブ。

「●●」はだいたい宗教由来。

たとえばキリスト教カトリック(プロライフ)の視点なら、中絶は殺人です。

追記∶いわゆるSNS規制

この調査報告書に世間はどう反応するか見ものだが、氏を犯罪者扱いしてきた者達は中居氏に謝罪などしないだろう。ネット世論はむしろ激化するはず。とりわけツイッタ民の相当数は法律不要で人を裁き糾弾制裁する宗教裁判ムーブの【笛吹きカルト】なんで政治は躊躇せず対応してほしい。
記事タイトル
ネットのひぼう中傷SNS事業者に迅速な対応求める改正法施行

引用元∶NHK
2025年4月1日
4月1日から「改正情報流通プラットフォーム対処法」が施行される。これは国会審議を経て衆議院で全会一致、参議院で賛成多数で可決、成立したものらしい。

案の定ツイッターではトレンド入りしてますが、「言論統制だ!憲法違反だ!!国会の審議もなく決定された!!!」などの意味不明な雑言を幾ら投げつけてもツイッタ民の人権侵害を政治や立法府が看過することは絶対にないと思いますよ。

このブログ記事は第三者委員会調査報告書を取り上げたものだが報告書でさえ認定できたのは広義の(いわゆる)性暴力である。これは中居氏を「犯罪者扱い」する根拠にはならない。つまり目下、彼に対するそうした扱いはすべて虚偽の中傷じゃないの。

色々とタイミング良すぎだが、改正法がどう運用されるのか、しばし注視したい。

補記∶タイトル回収

しかし、実定法規範からは非難できない行為に対して法律外から規範を引っ張り込んで◯◯認定する民間機関判断をまるで【司法判断】かのように肯定するムーブって、その影響や作用を考えるといよいよ宗教裁判然としてきた‥

これを裁判所機能になぞらえると週刊誌は警察、ツイッタ民は検察と裁判員二役?

最終結論∶個人に対する人権侵害

第三者委員会の調査報告書をもってしても「女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまで」に何があったか【よくわからない。】報告書の内容から直接読み取れる行為は【】なのに、案の定【よくわからない】内容を根拠に名宛(対象を特定して)非難する人が続出するツイッタ界隈。

ツイッタ民のレベル感


https://x.com/synfunk/status/1907435123534147643 より引用

ね?何があったか【よくわからない】のに客観的事実とかいってるでしょ。第三者委員会による【何があったかよくわからない】民間認定をまるで【司法判断】かのように肯定してる。しかも個人の名をあげて卑劣って‥もっと言葉を選べばいいのにね‥


https://x.com/shirasaka_k/status/1908713411976028272 より引用

ね?何があったか【よくわからない】のに本質という言葉で名宛人を犯罪者扱いしてるでしょ?第三者委員会による【何があったかよくわからない】民間認定をまるで【司法判断】かのように肯定してる。

これ↓が現下の事実ですよ。

名辞∶性暴力←第三者の認定
内容∶???←依然内容不明
状態∶和解契約中←双方合意
(目的∶紛争終結←双方合意)
(効果∶紛争終結←双方合意)

これで中居氏を犯罪者扱いしてる人は他害(人権侵害)に無自覚なので整理されても同情の余地なし。守秘義務解除に応じないことを非難してる人も同様である。

だって和解契約に規律される当事者間の法律状態は紛争終結。【第三者からの】解除要求に応諾する義務なんて中居氏にあるわけない。もとより義務履行を要求できる権利者じゃないですしね。

第三者委もツイッタ民も。

とりわけ(他者に対する一方的要求を社会正義と錯覚して自己陶酔する)あやうい集団ですよ、ツイッタ民の一部は。

非難すべきと思うなら
言葉を選べばいいのに
選ぶための語彙がない

根拠曖昧な告発とそれを真に受けた週刊誌報道から始まる司法の外で行われた内容不明のまま強行される性暴力認定。これ紛争終結済の個人に対する強度の人権侵害じゃないの?この目茶苦茶スキームは日本社会の未来に凄まじい禍根を残したと思う。

(注)弊ブログ記事の論評対象

弊ブログ記事の論評対象は一貫して文春報道第一報の内容(※中居氏の行為及びB関与)を端緒に当該当事者へ向けられた非難言論のありかたとその顛末です。

イジメ、ハラスメント、犯罪。

してはならぬ規範は素朴な人間感情に根ざすものから始まりより高次の道徳や倫理、そして法規範まで様々に段階があり、非難の形や強度は段階に適合していなければならない、というのもまた社会規範でしょう。しかしなぜか、被害を申告する側の性別次第で、また評価対象が性にまつわる問題になった途端、そうした階梯を外し他方を一方的に糾問糾弾してく日本社会のありかた。

※括弧外、たとえば世間の関心事であろうフジテレビの企業文化の話やコンプラ云々は関知してませんので念のため。


2025/03/31/214141投稿

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