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文藝春秋の国語力劣化に思う、権威者に求められる言語感覚と公共言論

一言∶俺は高市自民党に辟易だけど、批評言論の無理矢理さにも辟易してます。

論理って国語のカテゴリですよね文藝春秋さん。

過去記事(述語論理を内包する自然言語表現)と重畳するんですが、天下の文藝春秋と著名な言論人が雁首そろえて何だこのタイトルは‥とすっ転んだので。

記事タイトル
【‟女性初”高市早苗が女性に嫌われるワケ】

引用元∶文藝春秋+
2025/10/19
https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h10911

❌高市早苗が女性に嫌われる
⭕高市早苗を嫌う女性がいる

産経・FNNの世論調査によると18~29歳女性の支持率は91.7%に達しているとか。つまり文藝春秋のタイトルは虚偽なんだけど、この手の指摘をすると、すべての⚫⚫⚫⚫とは言ってないよと言い逃れする人いますよね。冒頭の過去記事で登場する青識亜論みたいに。

これ述語論理の視点で点検すると、たしかに「すべての」とは書かれてないけれども、自然言語としての男女概念は【語】それ自体に普遍量化子【∀】が内包されます。

これは自明で、そうでないと概念機能が滅茶苦茶になってしまう。

概念とは共通部の概括(非共通部の捨象)操作なので。生物から動物を概括し動物から人間を概括し人間から差異を概括する。その概括された区分、定義付けされた差異への名辞がここでいう男女なので。

※抽象化濃度の高い区分が上位概念だが説明のため逆操作した。

ところで俺も批判言論の中でフェミニズムやネトウヨを一括して取り扱うことはあるけれども、◯◯イズムのような(この世には実在しない)人間の脳内だけに存在する観念の産物を扱うケースと男女のように名辞と厳密対応する事物が現実世界に実在するケースは峻別されて然るべきと思う。

⇒世界(観念/現実)の峻別

また、愚痴でも嫌味でも思ったことを思うがままに書きなぐるブログのような個人日記の場と、公衆に向け権威を利用してするメディア発信も区別されて然るべきです。

⇒TPOの峻別

何者でもないX氏が何物でもないY媒体でする活動と、権威媒体で肩書の持つ権威性をバフ使用してする言論人の活動、要求される言葉の正確性水準が同じでよいわけない。

だってそうでしょう。

たとえば飲食従事者に求められる衛生観念と一個人が日常生活の中で求められる衛生観念とが同じで良いわけない。

あんな虚偽タイトルくらいしか思いつかない程度の知性なら、俺みたく個人の立場で個人の日記帳でも書いて満足してりゃいいのに。尤も、文藝春秋が個人の日記帳と同レベル扱いされたら菊池寛先生泣くのでは。

権威者に求められる言語感覚と公共言論

お次は毎日新聞記事。

記事タイトル
絵を描いただけで投獄_103歳「最後の生き証人」が語る治安維持法

引用元∶毎日新聞
2025/10/25 18:00

これだけ読むと質の悪い印象操作としか思えない。治安維持法を持ち出すならスパイ防止法と比較しつつ法文全体の論理構成や各条の類似点を具体的に挙げた危険性の指摘じゃないと意味的に通らない。ところが、次の思考様式に触れると様相は一変する。

スパイ防止法に反対する人って
スパイじゃないんですか〜?

    国務大臣 小野田紀美

この手の循環論法は手軽だが、スティグマを利用した侮辱とヘイトで対立相手の意気を挫こうとする政治権力は危険だ。また賛成派や支持者に向けたヘイト扇動(※1)として作用しかねず反対派の表現萎縮を生む。入閣前の発言なんでしょうけど小野田氏の心の根っ子にある(対話と説得を放棄した)思考様式の話なんで言い訳にならない。

※1)こういうやつ。

https://x.com/IkawaMototaka/status/1981570011509756396 より引用


https://x.com/liyonyon/status/1943195517569114572 より引用

あゝ毎日新聞はこれを危惧してるのか。なるほど確かにそうだ。スパイ防止法に反対しただけでスパイ認定されてしまう現代日本人。日常風景を描いただけで共産主義を啓蒙したと言われ謂れなき罪を着せられた過去の日本人。なんとも相似的だ。

念のため「防衛秘密を外国に通報する行為等の防止に関する法律案」を掲載する。

第一条(目的)
この法律は、防衛秘密の保護に関する措置を定めるとともに、外国に通報する目的をもって防衛秘密を探知し、若しくは収集し、又は防衛秘密を外国に通報する行為等を処罰することにより、これらのスパイ行為等を防止し、もって我が国の安全に資することを目的とする。
第二条(定義)
この法律において「防衛秘密」とは、防衛及び外交に関する別表に掲げる事項並びにこれらの事項に係る文書、図画又は物件で、我が国の防衛上秘匿することを要し、かつ、公になっていないものをいう。

2 この法律において「不当な方法」とは、法令に違反し、対価を供与し、偽計を用い、又は秘匿状態にある文書、図画等をみだりに開披する等社会通念上是認することのできない方法をいう。
第三条(防衛秘密保護上の措置)
国の行政機関の長は、その取り扱う防衛秘密に属する事項又は文書、図画若しくは物件を防衛秘密として指定しなければならない。ただし、この指定に当たっては、いやしくも防衛秘密に属しないものを指定するようなことがあってはならない。

2 国の行政機関の長は、前項の規定により防衛秘密として指定した事項又は文書、図画若しくは物件について常に点検を行い、我が国の防衛上秘匿する必要がなくなったとき、又は公になったものがあるときは、速やかに、その指定を解除しなければならない。

3 国の行政機関の長は、政令で定めるところにより、防衛秘密について取扱責任者及び取扱者を定め、標記を付し、関係者に通知する等防衛秘密の保護上必要な措置を講じなければならない。

4 前項の措置を講ずるに当たり、国の行政機関の長は、防衛秘密を国の行政機関以外の者に取り扱わせる場合には、これを取り扱う者に対し防衛秘密であることを周知させるための特別な配慮をしなければならない。

5 防衛秘密を取り扱う者は、これが漏れることのないよう最大の注意をしなければならない。
第四条(罰則)
次の各号の一に該当する者は、無期又は三年以上の懲役に処する。

一 外国(外国のために行動する者を含む。以下この条及び次条において同じ。)に通報する目的をもって、又は不当な方法で、防衛秘密を探知し、又は収集した者で、その探知し又は収集した防衛秘密を外国に通報したもの。

二 防衛秘密を取り扱うことを業務とし、又は業務としていた者で、その業務により知得し、又は領有した防衛秘密を外国に通報したもの。
第五条
次の各号の一に該当する者は、二年以上の有期懲役に処する。

一 外国に通報する目的をもって、防衛秘密を探知し、又は収集した者。

二 前条第一号又は第二号に該当する者を除き、防衛秘密を外国に通報した者。
第六条
次の各号の一に該当する者は、十年以下の懲役に処する。

一 不当な方法で、防衛秘密を探知し、又は収集した者。

二 防衛秘密を取り扱うことを業務とし、又は業務としていた者で、その業務により知得し、又は領有した防衛秘密を他人に漏らしたもの。
第七条
前条第二号に該当する者を除き、業務により知得し、又は領有した防衛秘密を他人に漏らした者は、五年以下の懲役に処する。
第八条
全四条の未遂罪は、罰する。
第九条
防衛秘密を取り扱うことを業務とし、又は業務としていた者で、その業務により知得し、又は領有した防衛秘密を過失により他人に漏らしたものは、二年以下の禁錮又は二十万円以下の罰金に処する。
第十条
第四条の罪の陰謀をした者は、十年以下の懲役に処する。

2 第五条の罪の陰謀をした者は、七年以下の懲役に処する。

3 第六条の罪の陰謀をした者は、五年以下の懲役に処する。

4 第七条の罪の陰謀をした者は、三年以下の懲役に処する。

5 第四条の罪を犯すことを教唆し、又はせん動した者は、第一項と同様とし、第五条の罪を犯すことを教唆し、又はせん動した者は、第二項と同様とし、第六条の罪を犯すことを教唆し、又はせん動した者は、第三項と同様とし、第七条の罪を犯すことを教唆し、又はせん動した者は、前項と同様とする。

6 前項の規定は、教唆された者が教唆に係る犯罪を実行した場合において、刑法(明治四十年法律第四十五号)総則に定める教唆の規定の適用を排除するものではない。
第十一条(自首減免)
第五条第一号、第六条第一号、第八条又は前条第一項から第四項までの罪を犯した者が自首したときは、その刑を軽減し、又は免除する。
第十二条(国外犯)
第四条から第九条まで及び第十条第一項から第五項までの罪は、刑法第二条の例に従う。
第十三条(この法律の解釈適用)
この法律の適用に当たっては、表現の自由その他国民の基本的人権を不当に侵害するようなことがあってはならない。

2 出版又は報道の業務に従事する者が、専ら公益を図る目的で、防衛秘密を公表し、又はそのために正当な方法により業務上行った行為は、これを罰しない。
附則
この法律は、公布の日から起算した六月を超えない範囲において政令で定める日から施行する。

別表(第二条関係)
一 防衛のための態勢、能力若しくは行動に関する構想、方針若しくは計画又はその実施の状況

二 自衛隊の部隊の編成又は装備
三 自衛隊の部隊の任務、配備、輸送、行動又は教育訓練
四 自衛隊の施設の構造、性能又は強度
五 自衛隊の通信の内容
六 自衛隊の通信に用いる暗号
七 自衛隊の任務の遂行に必要な艦船、航空機、武器、弾薬、通信器材、電波器材その他の装備品及び資材(次号において「装備品等」という。)の構造、性能若しくは製作、保管若しくは修理に関する技術、使用の方法又は品目及び数量
八 自衛隊の任務の遂行に必要な装備品等の研究開発若しくは実験の計画、その実施の状況又はその成果
九 我が国の安全保障に係る外交上の方針
十 我が国の安全保障に係る外交交渉の内容
十一 我が国の安全保障に係る外交上の通信に用いる暗号
十二 我が国の安全保障に係る外国に関する情報

民主社会の原点は健全な政府不信と抵抗権

米国然りフランス然りドイツ然り。民主社会ならば彼ら同様抵抗権を導出して然るべきだが日本国憲法から抵抗権の存在を直証可能な条文は見当たらない。しかしだからこそ12条(この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。)による権力監視は民主社会維持に不可欠な要諦とわかる。オールドメディアには踏ん張って欲しい。

一般論、12条と衝突する法律は認め難く、衝突する権力作用と対抗的になるのは自然といえる。(衝突点がなければ反対する理由はない。)

だがまなこに映るのは循環論法で衝突点を積極的に作り出す権力者の姿である。

スパイ防止法に反対する人って
スパイじゃないんですか〜?

    国務大臣 小野田紀美

いや俺はべつに法律自体の必要性を否定してるわけじゃないのよ。それならなぜ素直に賛成と言わないのか?理由は運用側や世間の倫理観(※2)を信用してないから。

だって小野田氏↑や高市氏↓のような権力者が運用側に回るわけでしょう。

記事タイトル
高市早苗氏「総裁選に何が何でも立候補」月刊正論で

引用元∶産経新聞
2021/8/25 17:12
https://www.sankei.com/article/20210825-S7YINOLUI5OWVHG3FPRNYAZTBI/

議員立法作業に取り組むたびに
日本国憲法による制約に苦しんできた

      内閣総理大臣 高市早苗

立憲主義とは‥!

のみならず、こうした憲法理解や小野田氏の発言を批判しないばかりか、ミームに乗っかる勢力が支持者の中に相当数(※3)いるわけで。この類のミームが世論にどう作用し影響するのか考えたら賛成できるはずない。

※2,3)こういうやつ。

https://x.com/zetu_rrr/status/1976956176639349129 より引用

スパイ防止法の危険性を自ら体現する男、細川バレンタインの自己論駁

笑わせんなBBA🤣
スパイ防止法が普通に生活している日本国民にとって大きな問題になる事は100%ねーよ

世界のほとんどの国にある法で問題なく運用されてるんだぞ!?

ちなみに普通に生活する俺に影響が出てもスパイが防止されるなら、俺はそれで良いぜ😉

お前のような反日BBAが一網打尽されるなら、そのリスクを喜んで負うよ。

細川バレンタイン
https://x.com/valentine_promo/status/1981366328335487467
これがスパイ防止法の危険性です。(他の掲載SNS投稿然り)憶測で侮辱され罵倒され讒言される社会が既に到来してしまった。

細川氏は右文章(お前のような反日BBAが一網打尽されるなら)で、福島氏を法の適用対象たりうる存在と暗に示唆してますよね。スパイ防止法が成立したならば、法を後ろ盾により過激化すると容易に想像つく。

いいね♥8.6万超え。性犯罪事案然り、推定有罪(いや見做し有罪)を容易に発動させる日本社会の讒言好きさがよく表れてますね。

日本は怖いくらい讒言が飛び交う

まあなんにせよ、循環論法をレッテル貼りに使い、そうしたものを扇動する現役閣僚の思考様式は民主社会の脅威ですよ。

この循環論法は命題の証明根拠を原命題内部から直証しつつそれ自体の証明根拠を原命題に還すループ構造をもち端的に結論先取であって虚偽

現内閣総理大臣の政治的特徴

①天皇の選挙⚫⚫利用→反民主主義、尊皇心なし
②憲法に敵対的→反立憲主義
③反社会的勢力と会派結成→反王道主義

混乱期は高市氏のような覇道型が望まれるのもわかるし実務能力の高い政治家だと思うけど、政治家タイプとしては劇薬よな。

とりわけ①について、高市氏の軽率な行動は皇室の命脈を確実に縮めます。なぜって天皇陛下を政治対立(つまり政争)の俎上に上げたから。政治家高市早苗のどこに保守要素があるのかまったくわからん。

日本国憲法は天皇陛下を政治責任から守るための防壁でもあるのに、高市氏は進んで天皇陛下を危険に巻き込んでく。まあ憲法に敵対的だし全部繋がるんだけど。

産経75.4%・日経74%

支持率⚫⚫⚫だよこれ。自分たちの理想社会実現のためなら反社会的勢力と手を組み、のみならず、他国の核施設を爆撃するような大統領をノーベル賞に推薦しちゃう内閣ですよ。こんな世間の倫理観信用できるか!

トランプは広島長崎原爆投下を引き合いに、(戦争を終結させた点で)本質的にそれと同じと言い放った大統領ですよ。

もう何でもアリやん


Original: karsai-nei-tsang.hatenablog.com | Author: [マBOY] | First published: 2025-10-25 | ID: pcm-puls

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