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タイ北部の民間不妊療法「カルサイネイザン」を日本で伝える Thai Freak の記録


このサイトについて

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タイ北部チェンマイ県にて撮影

⚪当サイトはタイマッサージ及びカルサイネイザンの伝承と理解促進を目的としたブログです。取扱うテーマは関連カテゴリ(と概説)がメインになります。

⚪カルサイネイザンはタイ北部に伝わる民間療法で、不妊ケアを効用の一つとする生殖器・骨盤底筋マッサージです。執り行える施術者はマッサージ母国タイにおいても少数しか存在せず、日本では僅かに数人かぞえるのみです。

⚪当サロンはタイ本国においても希少な施術であるカルサイネイザンを講座として取扱う数少ないワークショップです。詳細はお気軽にお尋ね下さい。
民間療法・伝承医学・伝統医学

こちらで取扱う知見は、普遍妥当性・再現性に依るサンエンス(科学的手法による帰納的観測結果から演繹された結論)としての現代(西洋)医学でなく、一回性に依る…つまり要素還元主義と距離を置く、ヒューマニティとしての伝承医学になります。ヒューマニティは人間の性質(性と質/心や精神、生命とは)を扱う分野です。サンエンスではありませんから、 ある“科学的根拠のみ” 人間に当てはめ、万人へ再現(⇒還元主義)する事が可能である、とする立場をとりません。自然物としての物質的・生物的「人」は皆同一ですが、人間本性としての性質的「人」は各人異なるからです。

中医学には『随証』という重要概念がありますが、これは個別の性質、体質に従う…という意味です。ここから随証治療、弁証論治、方証相対が導かれ、病名以前に各々異なるであろう「状態」から処置方針が決まります。身近なところでは、漢方の「しばり表現」などに端的に表れています。他方、通常医療は病名治療と呼ばれ、「病名」から処置が決まります。

例えば「⚫⚫さん」の抱える不全に対し、解剖学的見地に立脚し、原因を臓器や組織など人体器官の異常や数値に求め、(症状と病名を診断し)これを正常に戻し快癒を目指す作業が現代医学(通常医療)です。しかし、必ずしも通常医療と「治る」はイコールではありません。人体器官に異常は認められないのに体が痛む。では、なぜ体が痛むのか。痛みが続くのか。そもそも「治る」とは何なのか。この辺りを補完し、西洋医学に不足しがちな個人個別の治癒系を満足させるカテゴリーが伝承医学です。

伝承医学とは(現代科学理論に基づいた)行為と結果の実証的因果関係や、高度に有意な相関性を主張するものではありません。伝承医学とは、長い歴史の中で受け継がれてきた(実体験から有用性の認められた)知識や経験を、現代に生きる人々へ受け渡してゆく文化的営為に他ならないのです。

そもそもどの範囲を医療と見なすかについてはいくつもの立場がある。医療社会学を専門とする黒田浩一郎は「生物医学的な根拠にのっとった近代医療のみを医療と見なす」という立場と、多元的医療システム観に基づき「その社会の一定程度の人に支持された、形式化された〈病・治療・健康〉をめぐる社会的文化的行為」とする立場に大きくわかれていると述べた。【医療】Wikipedia
一定の対象を独自の目的・方法で体系的に研究する学問。(中略)同じ条件を満足する幾つかの例から帰納した普遍妥当な知識の積み重ねから成る。【科学】三省堂 新明解国語辞典 第七版
考察・研究している対象の中に階層構造を見つけ出し、上位階層において成立する基本法則や基本概念が、「いつでも必ずそれより一つ下位の法則と概念で書き換えが可能」としてしまう考え方のこと。

複雑な物事でも、それを構成する要素に分解し、それらの個別(一部)の要素だけを理解すれば、元の複雑な物事全体の性質や振る舞いもすべて理解できるはずだ、と想定する考え方。【還元主義】Wikipedia

還元主義の適用された現代医療はこんな感じになります。http://archive.is/lrVrg

防衛医大などは大量出血した負傷者を救命する人工血液を開発した。ウサギの実験で成功した。朝日新聞

※以上は「伝承・伝統」に立つ際の基礎的理解であって、ヒューマニティは反科学を標榜する概念ではありません。両者は対抗関係でなく補完関係ですのでご留意ください。

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