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タイ古式と佛教と雑文

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撮影:タイ北部チェンマイ県

このブログについて

ブログの概要を簡単に説明させて頂きます。拙い文章ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ブログ管理人:店主🇹🇭


弊サイトはタイマッサージ及びカルサイネイザンの伝承と理解促進を目的としたブログです。

取扱うテーマはこれらを中心としたものになりますが、関連カテゴリとしましてリラクゼーション全般および仏教関係のトピックを多く含みます。タイマッサージの施術理念が仏教にあるからです。

雑記的な無駄話も多いです。

カルサイネイザンはタイ北部に民間療法として伝わる不妊ケアを効用の一つとする非風俗の(男女)生殖器・骨盤底筋マッサージです。

執り行える施術者は母国タイにおいても少数しか存在しない希少な技術ですが、弊サイト管理人はカルサイ施術を講座として取扱う数少ないインストラクターの一人です。

興味のある方はコチラ迄。
連絡先
https://www.s24pro.jp/mail

民間療法・伝承伝統医学

こちらで取扱う知見は普遍妥当性・再現性を考究するサイエンス(経験事実 empiricism から帰納演繹する推論形式)からなる現代西洋医学ではありません。

要素還元主義と距離を置く、追試不能な「体験の各自性・一回性」を重視するヒューマニティとしての伝承医学になります。

これは武道・武術の試合をイメージするとわかり易いかもしれません。

稽古では同じ動きを何遍も繰り返しますが、試合では「全く同じ動き」などというものは一切起こりませんし起こせません。

刹那毎に変化する身体状態や空間・場の状況と連続の中で、互いに反応を交換していく攻防を武道・武術と呼ぶのでしょう。

ヒューマニティは人間個別の性質である二次性質(偶有的な心や精神、体質や気質等)から一次性質(必然的に本質規定される生物的形体等、類としての人間)をみてとる分野です。

伝承医学は科学的認識論のサイエンスではありません。ですから、万人の一次性質より帰納されるデータに普遍性や正常値(=健康)を求め、異常値をこれへ還元する事で健康な状態を復元、再現可能とする演繹的立場をとりません。

一次性質としての物質的・生物的「人間」は皆同一ですが、二次性質としての「人」は各人それぞれ異なるからです。

生物的「人間」ではなく
(生物中の一類としての人間)

個別的「人」を看る
(存在、行為、思考、あるいは性質、状態などの主体としての個人)
中医学には『随証』という重要概念がありますが、これは個別の性質・体質に従う…という意味です。

ここから随証治療、弁証論治、方証相対が導かれ、病名以前に各々異なるであろう「状態」から処置方針が決まります。

身近なところでは、漢方の「しばり表現」などに端的に表れています。他方、現代の医療は病名治療と呼ばれ、「病名」から処置が決まります。

例えば医師が患者の抱える不全を診る場合、判断は解剖学的見地に立脚する。臓器や組織など人体器官の異常や数値に原因を求め(症状と病名を診断し)異常を正常値に戻すことで治癒や根治、あるいは寛解を目指す作業が現代の医療(標準治療)になります。  

しかし、後掲するWHO健康定義が示すように、「病気ではないという判断」と「健康」は必ずしもイコールで繋がりません。

人体器官に異常は認められないのに体が痛む。数値も正常だ。(これを不定愁訴と呼びます。)

ではなぜ体が痛むのか。
痛みが続くのか。
そもそも健康とは何なのか。

この辺りを補完し、西洋医学に不足しがちな個人個別の治癒系を満足させる補完的健康アプローチを伝承医学というのです。

伝承医学とは、応用生物学など現代科学理論に基づく実証的因果関係や高度に有意な相関性を主張するものではありません。

人の生命身体を部品の集合とは考えませんし、遺伝子情報というプログラムで稼働する機械とも考えないからです。

伝承医学とは、長い歴史の中で受け継がれてきた(臨床体験の束から有用性の認められた)健康の為の知識や経験を、現代に生きる人々へ受け渡してゆく文化的営為に他ならないのです。

タイ古式マッサージは〈ユネスコ無形文化遺産〉です。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は2019年12月12日、コロンビアで開かれた政府間委員会で、タイ古式マッサージを無形文化遺産に登録することを決めた。「芸術と科学、文化を兼ね備えた伝統医療」と評価している。

YouTuberより引用
https://youtu.be/GgpQZhOiGo4
そもそもどの範囲を医療と見なすかについてはいくつもの立場がある。医療社会学を専門とする黒田浩一郎は「生物医学的な根拠にのっとった近代医療のみを医療と見なす」という立場と、多元的医療システム観に基づき「その社会の一定程度の人に支持された、形式化された〈病・治療・健康〉をめぐる社会的文化的行為」とする立場に大きくわかれていると述べた。

【医療】Wikipedia
健康とは、病気でない、あるいは病んでいない、と言うだけでなく、「肉体的・精神的・社会的」に全てが満たされている状態(well-being)を言います。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

【健康】WHO世界保健機関
https://www.who.int/about/who-we-are/constitution
一定の対象を独自の目的・方法で体系的に研究する学問。(中略)同じ条件を満足する幾つかの例から帰納した普遍妥当な知識の積み重ねから成る。

【科学】新明解国語辞典
考察・研究している対象の中に階層構造を見つけ出し、上位階層において成立する基本法則や基本概念が、「いつでも必ずそれより一つ下位の法則と概念で書き換えが可能」としてしまう考え方のこと。

複雑な物事でも、それを構成する要素に分解し、それらの個別(一部)の要素だけを理解すれば、元の複雑な物事全体の性質や振る舞いもすべて理解できるはずだ、と想定する考え方。

【還元主義】Wikipedia
還元主義の採用される現代西洋医学はこんな感じになります。
人工血液、動物実験に成功:1年以上の常温保存も可能

引用元:朝日新聞
2019年9月11日09時00分配信
※以上は「伝承伝統」に立つ際の基礎的理解であって、ヒューマニティは反科学を標榜する概念ではありません。人間理解への起点の違いであって、両者は対抗関係でない事に御留意ください。

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