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雑文集

憲法改正と公共の福祉

フェーズ1

この空間には道があり、赤一人が存在する。従って【他】という概念はなく、論理的必然的に自由もなければ制約(不自由)もない。

人間一人では、権利や義務、社会や公共など観念しようもい。

フェーズ2

赤は青が登場することで【他】を認識し、【他】との相互性が彼の世界に社会を顕現させる。そして【他】の出現が彼へ不自由(制約)を認識させる。

同時に【他】へ向く自由(権利)を意識させる。自他相互の存在によって論理的必然的に惹起される「権利意識(自由)/制約(不自由)/衝突/調整(秩序形成)」の説明法理を公共の福祉というのだろう。

フェーズ3

この状況を不憫に感じた神様が【正の善に対する優越二原理】に従い道を整備し信号を設置しルールを定め両者の自由を政策的に制約したとする。または危険低減を「社会全体の利益」などと類似環境から比定して制約したとする。

双方一方的だが赤も青も「制約される事で」かえって権利衝突なき「よりよい自由」を獲得した。

‥かにみえる。

問題点

外在制約説の観念する「公共」の論理矛盾について。
つづく‥執筆中の記事です。

ちなみに、この記事を書く動機は自民党の憲法改正案で示される文言の危険性を整理したかったからです。以下二つの条文をセットにすると人権は法律の留保型保障に性質変化する。①個人として尊重を人として尊重へ変更②公共の福祉を公益及び公の秩序へ変更。

これらは外在制約説と相性よい。

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