24-BLOG

行き場のない雑文

日本的な対応

最近、あるサービスの残念な対応に少しゲンナリ気味。つい先日、私のもとに賃貸借契約更新契約書が届いた。

届いた、というより発見したのですが。 

それも開封された状態で。

どういう状況かというと、本来なら(当たり前だが)未開封かつ郵便受けで御対面するところ、当該宅地と隣接宅地とを区切る境界壁を覆う金網と、このブロック壁との隙間に開封された状態で投棄されていた。

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このため発見が遅れてしまったが、とりま証拠写真を撮影し、不動産屋に急ぎ連絡。

現場の状況を伝える。

開封されていたので書類の過不足を確認したかったし、何より状況を直接伝えたかったから、事務所を訪ねたい旨を添えた。

(画像添付できない仕様のメールフォーム)

しかし返ってきた答えはコロナ禍なので新規に書類を再送します、だと。

まあそれなら仕方ないよね。

おそらく配達員が他の入居者へ誤配したのだろう。自分の郵便受け内の郵便物であれば名宛を確認するより早く開封する事もあるだろう。開封してから間違いに気づく事もあるだろう。

そんなに大した問題じゃない。

しかし、気付いた後に上述のような行為に及んだ場合、少しだけ話が変わってくる。

そもそも他人宛の信書を正当な理由なく故意に無断開封したら犯罪だ。

刑法第百三十三条
正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
しかし、おそらく故意ではないのだ。不注意なんて誰にでもある。他人のミスを一々問題にしても仕方ない。

しかし、原状回復に努めず投棄した場合はどうか。この行為は明らか故意かつ悪意だろう。みずからの不注意又は過失によって他人の財産を占有してしまった場合の管理義務とか考えないのだろうか。

いや、行為ではなく無意識行動なんです・・という可能性もゼロではないけどさ。

刑法第二百六十一条
前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
直接接触を極力避けたい不動産屋の気持ちも理解できるけど、嫌がらせの可能性もある。これを端緒に発展する可能性もあるから初動が大事なのに、契約更新のタイミングで、つまり御客様から料金を頂戴するタイミングでガッカリする対応だよ。

コロナ禍だから仕方ないけれど、もう少し親身な素振りを見たかった。

ところで、コロナ禍ってゼロコロナまでそう観念され続けるのだろうか。そういえば、最新の実効再生産数てどうなっ・・

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