副題:介護を単純労働へと貶めるモノの正体
なぜ介護福祉士が看護師の劣位扱いなのか、国家資格が県知事免許であるところの准看以下の扱いを余儀なくされるのか、介護と看護は仲悪いのか、考察は様々あるけれど、資格制度創設時まで遡った下掲資料によれば、要は(資格職あるあるの)職域侵犯を憂いた看護師側の企図が少なからず作用してたようです。まあ結局のところ既得権問題なのね‥と妙に納得。介護と看護が仲悪いのも頷ける。
今ブログ休止中なのでこの問題については改めて書きます。
▸2.介護福祉の専門性の明確化に影響を及ぼした動向▸②日本看護協会の動向{pdf.135頁より引用
看護関係者は,あくまでも「介護は看護の一部」というスタンスを変えず,介護の領域と協力関係を取りながらも,看護婦がリーダーシップをとり,介護福祉士は看護婦の指示のもとに業務を行うべきであると考えていた。看護協会による圧力は,介護福祉士の養成教育課程にも影響を及ぼした。田園調布学園大学紀要第14号
2019(令和元)年度
Bulletin of DEN-EN CHOFU UNIVERSITY
Vol.14(2019)
介護職で興味のあるかたは直接ググってください。
ニュースによると介護福祉士養成校の令和4年度入学者数は過去最少で定員充足率54.6㌫らしい。もちろん因子は複数ですが、“圧力”とあるように、歴史的な因縁を抱える根深い問題です。
看高介低‥介護は看護の下にある。看護側のこうした階梯意識は解決すべき課題だが、厚生労働省や政治家は課題と認識してないばかりか当然視してるまである。
医師にいたっては【看護助手】なる職種があることからも介護職を看護のお手伝い部門くらいにしか見積もってないでしょう?
介護福祉士は病院勤めだけはやめといたほうが無難だと思う。
【鳥取市】《看護補助者(介護福祉士)/正社員》介護福祉士の資格をお持ちの方☆年間休日122日☆昇給・賞与あり☆病児保育、休日保育、学童保育利用の方に補助あり【求人番号】KAI-00221-6
こういうやつですね。医療や看護は階梯意識強いので国家資格者である介護福祉士を【看護師の助手】と観念しちゃう。
勘違いも甚だしい。
介護福祉士の職務は介護福祉士法第二条の二が定義する介護であって、【療養上の世話】は看護師法第五条に定義される看護師の職務、本来任務ですから助手扱いは制度趣旨からしておかしい。
介護福祉士は看護助手だけはやっちゃ駄目ですよ!
医師の介護理解はこんなもの
https://twitter.com/pocottomaru/status/1733050921272455535より引用
介護施設は24時間稼働かつ配置基準は一日総数なので、たとえば利用者9人なら理論上介護職3人で足りますが、この要員計画だとタイムゾーン3分割で9人を一人の職員がみることになります。
施設利用者9人ならば
必要職員数は3人だが‥
保育とはミッション違う上に認知症や要介護度の概念入るんですけど、この内科医の先生はなんで(異なる業種である)保育士業界と介護業界を比較したのだろう‥